少人数の演劇部ですが、文化祭と6月公演では違う台本で舞台をやるため、生徒たちは楽しく、でも大変な稽古を続けてきました。昨年度から脚本を書き、探し、オーディションを行い、台本読み合わせ、シーン練習、通し稽古、合間には大道具づくり等々、本当によく頑張ってきました。
6月1日の文化祭ではトップバッターを飾り、「星屑のセレナーデ」を上演しました。人生に希望を失った男が自殺しようとしたその時・・・という劇ですが、しばらくの間「誠也」とか「リゲル」とか「シロネコ」とか呼ばれる出演者もいて、生徒たちの熱のこもった演技が好評でした。初めて裏方を務めた1年生も本当によく頑張りました。
6月公演は中部の高等学校の演劇部が合同で行う演劇公演です。3週にわたって、清水、島田、静岡の3会場で行うもので、静岡高校は6月24日に静岡会場で「あなただけの光」を上演しました。この脚本は3年の川村帆香さんが書いたもので、彼女は演出とキャストも兼任しました。演劇部が演劇部を演じる良さと難しさがありましたが、スタッフもキャストも一丸となって、学芸大学の弱小演劇部・劇団クローズアップを舞台に、挫折を味わった人間が人とのかかわりによって光を見出していくさまを見事に演じました。
6月公演を最後に3年生は引退するので、現在は9月24日13時から市民ホールおかべで上演する舞台に向けて練習をしています。この秋季公演は静岡市の7つの学校が合同で上演する演劇公演です。ぜひご覧になってください。